BRM・P57(Wills Finecast 1/24)プチ・ギャラリー&レビュー
今や古典的な、特に3リッターになる前の葉巻型フォーミュラカーなど知らない方がほとんどで、仮に知っていても(模型を通じて)「ホンダ(RA272)」や「ロータス(25)」くらいで、好きな方でもフェラーリのシャークノーズ(156)くらいまででしょう。私といえば小さい頃からマンガやアニメに出てくる「単発戦闘機の胴体にタイヤを生やしたような」競争自動車に興味津々だったこともあり、このページの左隣のタブにある「Lotus22 / Brabham BT21」のページにも書いた通り、プリミティブな葉巻型フォーミュラが大好きで、マイノリティながらも「British Racing Motors」という由緒正しい?名前を持ち、オレンジ色のノーズがおしゃれな60年代のBRMの画像を見るたびに「カッコイイなあ」と思っていました。



( 知恵を絞って自作したシフトノブとリンケージが見える唯一の画像です。 )
そしてコクピット、キットは計器盤とステアリング、シートのみの簡素な構成だったので、ほぼ作り直して側面のパネルやシフトレバーやパイピングを加えています。特に、薄いスポークは活かしホイール部分をプラ製に置き換えたステアリングの出来はとても気に入っています。

また63年型はフロント側のみ通常のボルトによるロック方式に変更されていますが、ここは3Dプリントパーツを使って再現しています。


でもやっぱり一番気を使ったのは初めて扱うバキュームフォームのウインドスクリーンの切り出しですね。さらに穴を開けピンを通した固定に成功した時の歓びは何とも言えないものでした。

デカールの自作は、そのインパラのナンバープレートが初めてだったのですが、思いの外カンタンに出来ることがわかり、BRMのエンブレムも同じ要領でつくっています。カーナンバーは白地のデカールをカットしただけですが、質のいいデカールだったため透けもなく気に入っています。
以上、60年以上前のとても古いキットでパーツ数も40点くらいのシンプルなものでしたが、たぶんその2倍近いパーツをほとんど自作して仕上げました。一般の方に勧められるキットでは無いかもしれませんが、スタイルを始め基本のしっかりした素晴らしいキットでした。
そしてちょうど3年前、40数年ぶりに再開したスケールキットの製作も今回で10作目(飛行機5+クルマ5)、これまで作って覚えてきた方法をすべて注ぎ、さらに新たなやり方をたくさん試せた製作でした。
そして私の嗜好としては、完成させることではなく、ワクワクしながら作っているプロセスこそが一番愉しいということを改めて再認識しました(もちろん完成しなければプロセス自体が成立しませんけどね)。
さあ、しばらく気分転換して、次の製作はペンディングにしてた「ロータス47GT」かな。(そしてそれが終わったら、そろそろ次のカテゴリーに進もうかと考えています。)
(2026年10月24日)
