ロータス・ヨーロッパ シリーズ1 / Type46 (Fujimi 1/24)製作編

(私が好きなシリーズ1のイメージにだんだん近づいてきました、その2。)
テールライトの交換と周辺の加工
いざ、スタジオ27のライトフレームをフジミのキットに合わせてみると、フレームのほうがキットの窪みより大きく、まったく入ってくれません。面倒ですがキットのライトケースの上下、特に奥側をデザインナイフやヤスリでかなり削って高さを稼ぎ何とか収めることができました。
次は位置決めです。Web中からType46/54のテールを正面から写した(数少ない)画像を漁って大方の位置関係を確認した上で、実車よりほんの少し内側にテールライトを置くことにしました。理由は、現実よりも自分のアタマの中にあるイメージを重視したかったためです。(こういうことが出来るのが自作〜改造の愉しみかもしれません。)
続いて今回の作業の本番、テールライト外側の窪みをフレームに合わせてパテで埋める作業です。
これはかなり手間がかかりました。
まず均等な大きさ(これが大事)の球状にしたエポキシパテを左右の埋める箇所に起き、4mm径のプラ棒を使って押したり均したりしながら窪みを作り、さらにフレーム現物を当てて形を整えていきます。ここでプラ棒やフレーム側に「適度」にエナメル溶剤を塗って濡らしておかないと、プラ棒やフレーム側にパテがくっ付いてしまい、せっかく成形したカタチが崩れてしまいます。実際(イライラしながら)何度かやり直す羽目になりました。
そしてパテの乾燥後に表面を均して一応完成です。さらに、フロントバンパー下側と同様にリアバンパーも角ばった部分を丸く均しておきました。
次はテールライトの内側の処理です。前回最後に書いたようにType46/54はここがメッシュのグリルになっており、くり抜いてしまう必要があります。そしてここにはシャーシ後端のピンを受けるダボ穴があるのですが、結果としてこの部分は残すことにしました。当初はいったんすべてくり抜いて、ダボ穴は厚手のプラ板で後付けしようと思っていましたが、どちらも結果に大差はないと思って止めました。
最後にいったんダクトを塞いだリアフードに長円形のダクトを4つ開け直しました。(上下左右均等に径4mmの割と大きい穴を計8個も開けるのは結構神経を使うものでした。)

( 背が高めのクルマから見た、ひらりと追い越していくペッタンコなスポーツカー。 あのクルマは!・・・私が過去にシビれたシチュエーションです(笑。 )
今回の作業はここまでです。
最後に次回の予定を2つ。ひとつは今回間に合わなかったルーフとバーティカルフィンを連続させるパーツの追加(左の画像は試作中のもの)。
もう1つはドアのオープナーの穴開けと、その横にある手を差し入れるための窪みの表現です。(右の画像は「LE VOLANT Web」へのリンク。撮影:前田恵介様)
(2025年12月12日)
ボディの修正も最終段階
前回最後に書いたルーフからバーティカルフィンへつながる曲線状のラインは、Type46/54を再現する際のポイントの1つだと思っています。
ここはヘッドライト部分(0.5mm)とは異なり、バーティカルフィンと同じく1.2mm厚のプラ板を使いました。まず細長く切ったプラ板を曲げてクセを付け、その部分を三日月っぽい三角形に切り出してサイズを調整し、接着後は「継目と段差を無くす」ことを目的にひたすら削り込んでいきます。
裏側についてもボディを後ろから見た時に目立つ部分なので、プラ棒に両面テープで巻きつけたサンドペーパーを使って段差を少なくしました。
そして最終的に残った継目と段差はポリエステルパテを使って均し、併せて、バーティカルフィンの内側や長方形のダクトを塞いだ後に開け直したダクト周辺の段差も均しておきました。
続いてドア、キーシリンダ兼プッシュボタン用に1.2mm径の穴を開けました(以前エポキシパテで埋めていた部分にドリルを当てましたが、案の定ドリル刃にパテが負けてポロリと外れてしまったので、1mm径のアルミ棒を開けた穴に差し込んだままポリパテで埋め直しました)。
次はドアを開ける際に手を差し込むボディ側の窪みです。ここは以前からどうしたら再現できるのか悩んでいた箇所でもありますが、まず場所を決め、0.4mm径のドリルで連続した4箇所の穴を開け、さらに0.5mmから0.1mm刻みで0.7mmまで穴を拡げ、「バナナ」状の穴を作りました。
あとはデザインナイフと細切りにしたサンドペーパーを使って形を整えていくのですが、まるで何かの細工職人になったみたいでした(笑。
最後は裏側からエポキシパテを平らにして貼り、固まっていく途中に先端をやや丸くした爪楊枝で押して窪みを再現しました。
ここでいったん前出の「LEVOLANT WEB」の画像と比較してみました。

フロント全体がやや厚ぼったいこと(これは、ライトの位置を高くしたスペシャルをベースとしている以上避けられません。)を除けば、まあ及第点かな? サイドウインドウが小さく見えるのは塗装でごまかせるかも? あと、サイドシル後方の反り具合が足りない感じですが、もう少し反らせるためにはシャーシ側の方もガリガリする必要があります。それとドア下に見えるリブも再現しなくちゃ。
今度はヘッドライト、以前掲載した下の左の画像のライト、実はキットのオリジナルではなく、前作ロータス・セブンの余ったライトでした。メッキパーツを頻繁に付けたり外したりするのが厭だったのが理由ですが、実車より少し奥まっていることが気になっていました。

そこで、楕円状の縁の上側を拡げライトのリムの露出部を増やし、フジミのライトに置き換えたのが右側の画像です。そして追加加工した縁の部分をポリパテで均しておきました。

(左のテールランプフレームが外れかかっているのに撮影後気づきました・・・まあいいか。)
今回の作業はここまで。画像にはありませんが、テール下のエキパイがでてくる溝/穴を埋めたり、左右のワイパーの穴を塞いで中央に開け直したりしています。また、フロントウインドウの四隅とサイドスクリン上の「モール止め」を削り取り(Sr.1には無い)モールも出っ張り過ぎを薄くしています。(あとはミラーの取り付け位置を決めて穴を開けなきゃ。)
この後はパネルラインが浅いのでスジ彫りツールでメリハリを付けていきます。それが終わったら塗装前の「下地処理」でしょうか。(この作業の大切さについては前の2作で痛感しています。)今回のボディの加工については、240番のヤスリも一部使ったりして結構荒れている印象ですので、捨てサフや溶きパテでの似非板金作業が残っていますね。
(2025年12月18日)
捨てサフの塗布まで
ミラーの取り付け位置をフェンダー後ろ寄りにするか、ドアにするか? ミラーは砲弾型か、キット付属のティアドロップ型か?、それぞれ悩みましたが共に後者にしました。
キット付属のミラーは取付部のピンが四角く太くてイマイチだったので切り取って0.5mm径の穴を開けての洋白線を差し込みボディ側にも穴を開けて取り付けるようにしました。
仮付けした画像を見ると基部がまだ太く感じるので、いっそこれも切り取ろうかとも考えています。
ついでにフロント/サイド一体のウインドウパーツを仮付けしてみたところ、パチピタとはいかず、特にサイドは片方をピタッと合わすと反対側にコンマ数ミリのスキ間が開いてしまうという塩梅だったので3つに分割しました。
本当はウインドウと同じサイズに透明プラ板を切り出すことも考えましたが、平面ではなく微妙にカーブした曲面に加工するスキルは無いので諦め、分割したパーツにある三角窓部分との堺にあるステーを削って平らにする予定です。(似たような作業は前作のスーパーセブンで経験済みなので・・・)
次はアンダーフロアに見えるリブの再現です。
今回はスペシャル(Type74)がベースで、Sr.1固有のアンダーボディ/フロアの再現は不可能だと思っています。
したがってイメージ優先で0.5mm厚のプラ板を切り出してボディ内側に貼り付け、シャーシ側は逆にその分削って凹ませています。
また、同じような理由からですが、アンダーフロアのどこまでボディと同色で塗ればいいのか?現在資料を漁っています。
ここまででボディ側の加工はほぼ終わったので、改めて表面の荒れを均してパネルラインを少し彫り、捨てサフを吹きました。

(バーティカルフィンと元ボディの接合部付近に段差が残っている他、幾つか段差がが残っていますが大きな修正は無しで済みそうです。)
ここで毎度おなじみの比較画像を。

(サフを吹くと、白い成型色のままの状態に比べ、より陰影がくっきりしてソリッドに見えます。)
前回の撮影後に、サイドシル後端の反りを大きくし、そのままだとハミ出してしまうシャーシ側も削ってみました。何とかオリジナルなSr.1に近づいたと思います。
今回はここまでです。
この後はボディの下地処理→本サフの塗布へと続きます。このキットはエンジンレスですし、先にも書きましたがアンダーボディをSr.1に近づけるのは無理筋なので、塗装は手を抜かないつもりですが、修正加工はホイール部分は除いて(あと内装も)最小限に留める予定です。
ちなみ画像は、新たにライトフレームを仕切るリブを取り付けたテール部分で、以前書いたように中央にはメッシュグリルを取り付ける予定ですが、さてエキパイをどのように配置するかも思案中です。(シャーシを固定するダボ穴があり、本来あるべきメッシュグリルの端から出せない。)
話は逸れますが今回サフを吹いていて、エアブラシの調子が何だか良くないことに気付きました。このサイトにも一部書いていますが初めてエアブラシを買ったのが2023年12月、ちょうど2年前です。その間に7個のキットを作っていますが、メンテナンスと言えば使用後の「うがい」のみ、そろそろオーバーホールが必要になったのでしょうか・・・。
ということでメンテナンスキットを買いました。(まさに本日届きました。)買ったのは使っているブラシと同じメーカーのもので、とりあえず分解〜清掃に必要なものはひと通り揃っているようです。
詳しいマニュアルもWebに載っているので、さっそく手入れしてみようかと思います(効果があればいいけど)。
(2025年12月24日)
ボディの塗装まで
前回捨てサフを吹いたボディ、整形を丁寧に行った甲斐もあって修正する部分は思ったより少なく(左の画像のサフが剥げた部分)、修正した箇所にサフを吹き直して思ったより簡単に下地処理は終わりました。
なお前回の最後に書いたエアブラシの件、初めてハンドピースの通常分解と清掃を行いました。結果は(メーカーさんのサイトにも書いてあったのですが・・・)メンテキットを使って完全分解するまでもなく、汚れを取り除くことで見事に調子を取り戻したようです。
そして下地の最終仕上げとして、ホワイトサフ(クレオスの1500番)を吹きました。
次はボディカラーの選択です。実車の画像を眺めながら、赤味の強いオレンジやアイボリーも考えましたが、「LE BOLANT Web」に載っている、綺麗にレストアされたイエローのボディの印象が強く、隠蔽力が強いというクレオスの「キアライエロー」に決めました。
そしていよいよ前2作を終えた時点で課題にしていたボディ塗装です。


(画像は塗装直後の状態です。この画像ではわかりませんが全体的には柚子肌になっており、ごく一部に鮫肌があります。さて上手く研ぎ出しできるかな?)
結果は上の画像のとおり、主観的に上手とは言えませんが、前作のセブンで塗装後に手間がかかったことを考えると、ハンドピースを手入れしたのも功を奏したのかムラ無くマトモに塗装できました。この後、
・水研ぎ
・(クリアコート)
・(水研ぎ→)コンパウンド→ワックスがけ
・ウインドモールや一部室内側の塗装
・パネルラインのスミ入れ
を行う予定です。なおこのクルマはシャーシの底面も大部分(FRP部分)がボディと同色ですが、今回は塗装を行いませんでした。(まだ塗り方を考えている途中なもので。)
もう1点、ボディを仕上げれば、あとはキャビンと脚回りの加工が残るだけになります。
前回に加工はほとんど行わないと書きましたが、Sr.1&2(Type46/54)とツインカム&スペシャル(Type65/74)には外からチラリと見える部分の違いとしてギアボックス周りの形状があります。

また「A2」のパーツは、ギアボックスから取り出すシフトのリンケージで、これがまた何ともカッコ悪く(悪口ばっかりですいません)外から見るとギアボックスの後端から下側左へニョキッと突き出ています。対してSr.1&2はギアボックスの上側右へスマートに?リンクされており外側からは見えません。
そしてボディの完全乾燥を待っている今は、V字型のマウントを自作している最中です。
(2026年1月11日)
