ロータス・ヨーロッパ シリーズ1 / Type46 (Fujimi 1/24)製作編

( 私が好きなシリーズ1のイメージ通りに作り込むことができそうです! )
前回の更新から2週間経ちましたが、そのぶん今回は少し濃い目の内容になります。
キャビンとボディの完成
キャビンはもともとほぼ素組みで済ませ1日(0日)で完成させるはずだったのが、終わってみれば1週間以上かけてのカスタマイズになりました。そこでまず前回の更新に少し記したType46と54以降のインパネ周りの違いを画像で比べてみます。
(左はSr.1、中央はSr.2、右端はSpecial。 ありがちな?パターンで、「ストイック」から「ラグジュアリー」へと変化してますね。)ちなみにキットのインパネはなぜかSr.2、そしてステアリングはスペシャルというヘンテコ仕様、当然4穴スポークです。
せめて4穴を3穴に修正したいと思い、4つ目の穴をプラ板で塞ぎ、スポーク部分にピンバイス(0.4〜0.6mm径)で穴を開けてみたものの何だかしっくりしません。そう、径が小さいうえ太すぎるのです。
そんな中、タミヤのパーツが有ったことに気付き、取り出して比較してみたところ、そこはさすがと言うべきかタミヤの方が正確そうなので使いことに決め、同じく4つ目の穴をプラ板で塞ぎ、今度は0.6〜0.9mmのピンバイスで穴を開けた様子が上の画像です(左側はフジミのパーツ)。ちなみにフジミとタミヤではシャフト側の径が異なるので(フジミのシャフト径が小さい)タミヤ側のパーツに加工が必要でした。
まずはキャビン
そんなこんなで(上のステアリングの件は小さなことなんですけど)、とりあえず完成したキャビンの画像を載せます。

(コンソールのトグルスイッチもどきは長過ぎでした。 また細かいことですがシートの間のエルボーパッドはSr.1ではフラットなので段付きを無くしました。)
とにかく細かい作業だったのが、インパネと中央のコンソールの製作でしょうか。
もし通常のインジェクションパーツだったらたったの1個で射出できそうな造形ですが、今回はプラ板(9枚)アルミパイプ(3本)アルミ線(1本)洋白線(3本)クリアフィルム(2枚)と合計18個の部材を使ってなんとなく造形できました。またシフトレバーはキットのままですが、やや長過ぎに感じたので少しだけ短く詰めました。
つぎにシート、ベルトについては前の2作と違い初めてリボン状のベルト素材を使いました。
今回のキットはバスタブ形状のキャビンとシートの座面が一体にモールドされています。そして実車シートの中央部分は滑り止めのエンボス加工がなされてツヤが無いので、まずセミグロスブラックにフラットホワイトを少々混ぜて調色し塗装しました。座面の方のマスキングにはけっこう骨が折れましたが、甲斐あっていい感じのコントラストが付きました。
続いてシート背面のバルクヘッド部分にショルダーベルトの出口を作ってベルトは裏側で固定しました。そしてバックル部分は前回書いた通りアスカモデルのシートベルトセットを使ってみました。ベルトを通すのにやや苦労しましたが便利で良くできたパーツですね。最後にベルト裏側の適所に細切りの両面テープでシートに貼り付けて完成です。
ついにボディが完成!
まずはリアエンド、キットから切り取ったエキパイの先端部をグリルネット側に接着しました。
そして、ネットは表側からの取り付けになりますが、ネットに直接接着剤を塗ってしまうと跡が汚くなること必至なので、エキパイを裏側から固定させているパイプと、となりのシャーシ固定用のダボ穴ガイドとをガッチリ接着することでネットをボディに固定しました。
そしてエンジンフードには手持ちのエッチングシートベルトセットに付属していたズースファスナーを左右に接着しました。
続いてフロント。まずはレンズを接着したヘッドライトを組み込みましたが、キット付属のウインカーはアメリカのフェデラル規格に合わせたドデカイものだったのでタミヤのパーツを使いました(かなり小さくリアルなパーツです)。
次にミラーは以前書いたように太すぎるステーをすべて切り取り、洋白線を軸にしてドアに接着。そして0.8mmのアルミ線でウインドウォッシャーノズルを再現しワイパーはメッキとクリア層を剥離し再塗装して接着しました。
そして四方のスクリーン、フロントは素晴らしく平滑でした。リアは歪みを平滑化して本当に良かったのですが、サイドの方はやや波打っていて、ステーを削り取る際にもう少し気を使っていれば良かったですね。最後はルームミラー、定番のハセガワミラーフィニッシュを貼って取り付けました。


さいごに次回までの課題をひとつ。大喜びして手に入れたタイヤ/ホイルですが難点がひとつだけありました。
左の画像は過去2作で使ったものと同じタミヤ・スーパーセブンのゴムタイヤとの比較画像です。
3Dプリンタ製タイヤのサイドウォールはいいモールドなのですが、トレッドパターンが浅くヨレヨレ気味なのです(5万km走った後みたい)。
ラインチゼルなどで溝を掘ることはできそうですが(かなり硬いのでズレそう・・・)そうしたところでレース用レインタイヤみたいになってしまうのが必定。かといってタミヤのタイヤを使うためにはホイル側にタイヤを固定するためのリブを追加する加工をした方が良いのですがかなり手間がかかりそうです。
「さあどうしよう?」ということで今回は終わりにします。
(2026年2月22日)
脚周りの組み立てから完成まで
タイヤに関する訂正まず旋回の最後にボヤいたタイヤの件ですが、3Dプリンタ製のタイヤにプライマー入りサフを吹いてみたところ、トレッドパターンが思ったよりクッキリしていて溝は浅いもののタミヤのゴムタイヤより遥かにリアルであることがわかりました。(TANGO MOKEIさま失礼しました!)
前後アクスルの加工
今回使うホイールはもともとタミヤのロータス・セブン用なのでそのままでは使えません。フジミのキットのシャフトは径1.5mm弱のシャフトなのですが、レジン製の硬いホイールに穴を開けるのは気が進まず、これまでの2作と同じく1mm径のアルミ棒をシャフトにすることに決めました。
まずホイールハブ側はキットのシャフトを接着後にハブから突き出た部分を切断して中心に1mm径の穴を開けアルミシャフトを接着。ホイール側はプラリペアでいったん穴を塞いだあとに同じく1mm径の穴を開け直しました。(リア側も同様)
ちなみに上の画像の赤い枠内、いわゆる「キングピン」部分ですが仮組みして左右にステアさせたあと外す際に見事に?ねじって折れてしまいました、しかも二箇所も。
ここはユルユルしてガタつくよりある程度キツイ方がいいのはもちろんですが少しキツ過ぎのようです。慎重さに欠ける、まだまだ初心者(今回で3台目)の私のようにここを折ってしまった方も多いのでは・・・?
このパーツは裏と表の2ピースで、その接着面の中央に約1.3mm径の穴を開けるのはかなり慎重さを要しましたが何とかアルミのシャフトを通して復元することができた次第です。
あやうく投げ出すところでした!(シャーシとボディの合体)
一方ボディ側は(前々回に載せた左の図のように)完成したキャビンとボディをエポキシ径接着剤を使ってガッシリと接着。そしてシャーシ側は自作したギアボックスマウントとリンケージもどきを取り付け、エキパイのサイレンサーを右から左へ移動した以外は素組みしました。
そしていよいよ上下合体となるのですが、塗装したボディにスリ傷が入るリスクを最小にするため1発で決めたいところです。
ところが仮組みの際はキツイながらも何とかできていたのに何度やってもシャーシが収まってくれません! 少し不安はあったのですがボディに接着したキャビンがシャーシの(タテ方向の)動きの邪魔をしているのです。
「コリャ駄目か」と諦めかけましたが、キャビン底面の後端にある4箇所の補強リブをバリバリっとニッパーで切り取り、シャーシ後端のダボピンを半分切り落とし、「これが最後だ」と嵌め合わせたところ、ピタット収まりました!
「やったーっ」と雄叫びをあげたのは言うまでもありません。
そして、何度もギシギシとやったものですから何箇所も塗装が剥げてるんじゃないかと心配だったのですが、実際はギアボックスの後ろに取り付けたマウント部分に数カ所の小さな塗装剥がれがあっただけでタッチアップで解決できました。

(前回使ったラックを今回も使って撮影してみました。いい雰囲気です。 Y字フレームによるアンダーフロアはなかなか非日常的な作りですね。)
タイヤ・ホイルを取り付け、ついに完成!
タイヤをセミグロスブラック、ホイールをフラットアルミ、キャップをメッキシルバーで塗装して取り付けて完成しました。ちょっと暗く、さらにボケてますが先ずは記念撮影。


そして下はフジミさんのボックスにも載っているオリジナルの完成画像との比較です。

くらべて見ると結構手を入れたんだなあと改めて思います。
セブンほどでは無かったにせよ3ヶ月半は少し時間をかけすぎとは思いますが、私がありとあらゆるクルマの中でもっとも好きなものの一つ、ロータス(タイプ46)ヨーロッパ・シリーズ1の製作レポートの終了です。
このあといつものようにプチ・ギャラリーも公開の予定です。
(2026年3月6日)
