Lotus Super7 Sr.2(TAMIYA 1/24)製作編
とうとう4ページ目に突入してしまいました。(このページが間違いなく最後になる筈です。)そしてここからいよいよ佳境に入っていきます。ペダル、フロントサス周りの組み立て
ペダル、マスターシリンダの組み立てとパイピング
前回に加工したペダル類を組み立て、塗装しました。
(油圧系と電装系のラインは素材を変えたほうが良いのでしょうが、そこまで財布の紐は緩みませんでした。)
工作上のポイントは先ず前方のフレームの中ほどに取り付けた、ブレーキペダルによる油圧をフロント側/リア側に分岐する三つ又のジョイントです。
リアのデフ付近に取り付けたブレーキラインのジョイントは、径1mm、穴径0.5mmのアルミパイプでしたが、「あんまりリアルじゃないなあ。」と感じていたので、今回は素材を変えて真鍮パイプ(径0.7mm、穴径0.5mm)にして塗装してみました。たった径0.3mmの違いではありますが効果は大きくリアルになったと思っています。(簡単に書いてはいますけど、0.7mm径のパイプを短く切り出してT字型に接着するのはなかなか目にキツイ作業です。)
なお、クラッチのラインはエンジンのクラッチ部分に作ったジョイントに繋ぐ予定です。
続いてのポイントは、マスターシリンダのキャップです。
これは隣りにあるバッテリー本体と同じく、UVレジンを淡い白色に着色して作ったものです。画像では白が派手に反射して立体感がなく見えてしまっていますが、プラにフラットホワイトを塗るよりはるかにリアルになったと満足しています。
また、シリンダーのピストンロッドを金属に置き換えた部分も手間を掛けた甲斐があったようです。
フロントサス周りやラジエターの組み立て
まずアップライト。
今回使うホイールには、キットのようにホイール側からピンを入れて固定する方法は使えません。よってリア側と同じく1mm径のアルミ棒を埋め込むことになりますがアップライトに空いた穴は径が大きいので、穴径を合わせたプラ棒を作って埋め込みいったん穴を塞ぎます。
そこにあらためて1mm径の穴を開けてアルミ棒を埋め込み、ホイルに合わせ長さを調整しておきます。
続いてコイルダンパー。
以前も書いたように、自作したコイルスプリングが太すぎて気に入らず、どうしたものか悩んでいましたが、ふらっと立ち寄ったヨドバシのホビー売場で「WAVE・A・スプリング(外径3.0mm/線径0.4mm)」を見つけました。サイズはダンパー径にピッタリです。
難点は材質が「鋼」であることです。硬いので、良い頃合いに伸ばすのに慣れが必要ですが、さらに切断面が錆びないようにプライマーを塗ってから塗装しておくのも必須ですね。
そして、いよいよ組み立てます。

(手前に見える米粒より小さな自作パーツは、アンチロールバーの固定具で、先端に3Dプリント製のボルトを埋め込んだものです。)
この組み立てには、それなりに力を入れなければならない部分が多く、塗装面にキズが付かないように細心の注意が必要でした。(それでもタイロッドの先端付近の塗装が剥がれてしまいタッチアップする羽目になりました。)
ここは、タイロッドとアンチロールバーを金属に置き換えたことが功を奏したと思っています。
ちなみにアンチロールバーはまだ仮組み状態ですが、順番として
①エンジンの接着
②スカットル部の接着
③パイピング処理(末端を上手く隠す!・・・ラジエターがあるとジャマ)
④ラジエターの接着
⑤ラジエターにファンを取り付けながら同時にアンチロールバーも取り付ける
という少しややこしい順序になります。
次にラジエターを仮組みしてみます。

(手前の白いパーツは、予備キットのファンステーから切り出したもの、ラジエター接着後に3箇所目のステーとしてファンの下側に取り付けます。)
ラジエターは、ヒケがひどかった上部のパネルを切り取ってプラ板で作り直し、続いてエッチングパーツのラジエターコア部分を取り付けて塗装してました。
(最初は、なぜこんなところをわざわざエッチングにしたのか?わかりませんでしたが、いざ塗装して取り付けてみるとプラのモールドよりはるかにリアルになるものなんですね。)
そして自作したファンを覆うステーは長さを数ミリ詰め、不自然な突き出しを修正できました。
ここでタイヤ/ホイルを仮止めし、いったん全体のイメージを見てみます。

(ホイール間のディメンションは前作のスプライトとほぼ同じですが、前後のオーバーハングがまったく無いため、引き締まって見えますね。)
「長かったけど、やっとここまで来れた」という気持ちと、「まだまだヤル事が残ってるねえ」という思いが重なります。
ということで今回は終わりです。
次回は、エンジンを載せて前半部分を完成させるのか?、あるいはシートベルトを取り付けて後半部分を仕上げるのか?、はたまた懸案のウインドスクリーンの加工にするのか?、作業のしやすさを想像しながら決める予定です。
(2025年10月13日)
ハーネスとエンジンの取り付け
今回はサクッと短い内容です。ハーネス(シートベルト)の組み立て
このページの冒頭部分(Page1)にも書いているとおり、今回の製作ポイントの1つは、ラゲッジスペースの不格好な幌カバーを取り除いて製作することにあったのですが、それは同時にハーネスの取付部を露出させることにつながります。
ハーネスのベルト部分は、前回初めて使って生地の表現がとても気に入っていたうえ、ちょうど半分余っていたZoomOn製を使いました。(長くなるのでここでは書きませんが、扱いには少々コツが要ります。)
本当はバックル類もZoomOn製が良かったのですが、こちらは余っていませんし、キット付属のエッチングパーツには取付部のパーツがありません。、そしてZoomOn製をもう1セット買うのは勿体無いので、ベルトの付属していない他のサードパーティのものを購入しました。
組み立て自体はとにかくチマチマした作業の連続なのですが、出来上がったものを見ると何だかカッコよくて苦労が報われます。
そしてシートへの取り付け、シートの左右とバックレスト上端のベルトが当たる部分には塗装の前にあらかじめ削って窪みを作っていましたが、思った以上に効果があってリアルさが増せたと思います。
そして最後に、今回大いに重宝している3Dプリントのボルト(ネジ部の径は0.7mmくらい)を使ってフレーム側に作っておいた取付穴に接着して完成です。
エンジンの取り付け
エンジンを組み立てたのは2ヶ月近く前ですが(笑、やっと接着のタイミングが来ました。
(下側に写っているのは、最近買ってみた3Dプリントのリジッドラック、いわゆる「ウマ」です。とても繊細なパーツですが気分が盛り上がる小物ですね。)
ここは、壊れないか心配しながらも何回も仮り組みしていた部分なのでサクッと接着、デスビ中央から伸ばしていたコードを、シャーシ側面に自作して取り付けたイグニッションコイルに接着しました。

(2ヶ月前のエンジン仮り組みの際に撮った画像との比較です。この変化のプロセスこそがプラモデル作りの楽しさのすべてのような気がします。)
ステアリングシャフトについて
以前に書いたとおり、ステアリングシャフトが途中で途切れてしまっている箇所を修正しました。
シャフト自体は1mm径のアルミ線に置き換えますが、それをどのように支えるか?
本当はシャフトの先端をステアリングラック側に直接つなげるのがリアルではありますが、そうするとシャフトとラックが固定されてしまうことになり、何らかの理由で舵を切ろうとしてもできなくなってしまいます。(だからタミヤさんは乱暴にも?途中でシャフトを終わらせちゃってる訳ですが・・・)それは避けたいので途中にステーを設けてそれで支えるしかありません。
面倒なのはシャフトが前方に向け10度ほど下がっているのはともかく、ステーを垂直に立てるとシャフトが5度くらい車体右側に傾くことです。これは取付部がシャーシフレーム右端にあることが原因ですが、解決方法はステーを傾けて取り付けるしかありません。
先ず2mm径のプラ棒に穴を開け、シャフトが通るパーツを作った後、同じく2mm径のプラ棒にそのパーツが10度ほど前に傾くように先端を加工して取り付けました。そして今度はシャーシへの取付部の断面をやや斜めにカットして(垂直に)穴を開け洋白線を差し込んで接着しました。
もっと簡単な方法があるような気もするのですが、ステアリングはこの加工により(役には立ちませんけど)左右に回転可能になりました。
今回はここまでです。
次回は、スカットル部とステアリングを取り付け、パイピングを済ませてラジエターまで取り付けたところで更新の予定です。
(2025年10月23日)
ラジエターの取り付けほか
スカットルの接着
このスカットル部のアセンブリー、接着面は多い割にボディとの合いがあまり良くなく(普通に置くと浮き上がり気味)もっとも接着効果のある箇所はどこなのか?探すのに気を使いましたが(突き出たフレームの先端と、下側左右の小さなダボでした。)接着剤を多めに使って無事接着できました。
この際、スカットル部にステアリングシャフトを事前に通しておくことが必要ですが、アルミ棒(1mm径)に置き換えたシャフトはアルミ地肌の金属感を残したかったので、プライマー塗布後にセミグロスクリアにグレーをほんのちょっと足して塗装してみました。結果は画像のとおり自分なりに満足の行く仕上がりになりました。
続いてパイピング、先ずスロットルワイアをペダルに接着し、クラッチのオイルラインはエンジン下側のクラッチ側に組んだ真鍮パイプへ自作したステーを介して繋ぎました。
最後はフロントブレーキのオイルラインと電装系のワイヤもどき、この先端はフレームの下に見えないように取り付けておいた穴を開けたプラ端材に通して隠しました(組み立て後はどの角度からも見えませんよ!)。
ラジエターとファン、アンチロールバーの取り付け
事前に組み立てていたラジエターをボディに接着した後、ラジエター側に差し込んでおいたアルミ棒にファンを取り付けます。
続いてそしてアンチロールバーを取り付けた後に上側のファン取付ステーを取り付けます。
そして、前々回に画像付きで紹介していたファン取付ステーの下側追加パーツを、サイズを調整した後に塗装し接着しました。
最後はアンチロールバー固定用自作パーツの取り付け、
これは事前に作っておいた後に気付いていたのですが、左の画像(の右側)のとおり左右でボルトの間隔がズレていてみっともなかったんですね。
また1.2mm厚のプラ板をコメ粒大に切り出して断面に穴を開けるのがメンドくさい、とは思ったものの、フロントエンドにある結構目立つものなので作り直すことにしました。(左の画像の左側)
ここはシフトノブに穴を開けた際の加工に同じく、木片に(1.2mm幅超の)ミゾを掘ってプラ材を固定し、慎重に穴を開けました。その結果が上の画像で何とか見れるようになりました。
そしてノーズカウルを取り付けようとしたところ大きな問題が発生しました!
なんとカウルが何かにジャマされ、ボディ側にフィットしてくれないのです。調べてみると邪魔しているのは最後の方に取り付けた下側のファンステーでした。
この問題を解消するにはファンステーを取り除くか、カウル側のネオジム磁石をどうにかするしかないのですが、せっかくリアルに取り付けたファンステーを外したくはありません!
そうなるとネオジム磁石を削るしかないですね。そう決めてから1時間以上、手持ちの様々なヤスリを使ってガリガリまたガリガリ・・・、周りの塗装面にキズを付けないよう注意しながら超!硬いネオジム磁石を削り、何とかフィットするよう修正できました。(塗装面に点状の剥がれが数カ所できてしまいましたがタッチアップしてゴマカシました。)
ノーズカウルの接着面が曖昧で接着せずに着脱可能にしたいとネオジム磁石を使ってから、以前も仮組み時点でトラブったことがありましたが今回は仮組みできない箇所だったため最大の試練でした。(でも修正できて本当にヨカッタ。)
以下、画像を2点ほど。

(エキパイは仮組み、今回もウマを使って真横から撮ってみました。ボディの全長はスペアタイアのステーを除いて約12cmです。)

このほかホイルにエアバルブもどきを取り付けたり、ミラーを左にオフセットするよう改造したりで、イメージとして工程は9割を終えた感じです。
あとはライト/ランプ類の取り付けと最後の難関、フロントスクリーンの取り付けです。
左の画像はキット構成のパーツ3つです。これのどこが難関なのか?説明は難しいのですが、私が作ろうと思っているのはフレームレスのスクリーンです。といっても四方すべてのフレームが無いのではなく、フレームが無いのは上側1/3程度です。
私はこれがめっぽう気に入っており再現してみたいのですが、製作には幾つか選択肢があり、先ず左右のステーについては
① サードパーティのエッチングパーツを買って使う。
② 0.5mm厚程度のアルミ板から切り出して自作。
③ キットのパーツそのまま
以上の3つ。①はワタシ的には厚さが薄すぎてボツ、②はツールもスキルも無いのでボツ、ということで③キットのややダルいモールドのパーツをいかにシャープに出来るかがポイントになります。
続いてスクリーン自体についても
A. 透明プラ板や塩ビ板から自作
B. キットのスクリーンのフレームの一部を(上1/3)スクリーンと面一に削り、磨き上げて表現
さらに、Aの場合はフレームをどう作るかが課題になります。
以上、下手くそなテキストを読んでもイメージが湧かないと思いますが、上記のAorBのどっちかができた時点で更新(もしかしたら最終回?)の予定です。
(2025年10月31日)
フロントスクリーンの加工
スクリーン

(クリアパーツを至近距離で撮ろうとしてもオートフォーカスではなかなか合焦してくれません。こういう時はマニュアルフォーカスできるカメラが便利ですね。)
前回の最後に書いた中でもっとも安直なBパターンにチャレンジしました。
そもそもクリアパーツの加工は、かって東欧(チェコ、ウクライナ)製の1/72の戦闘機キットの小さなキャノピーの加工で散々苦労した経験から、要領はわかっているつもりでしたが、今回は小さな失敗も大きく目立ってしまいそうなパーツなので、消しづらい小キズが付いてしまうのは仕方がないにしても、とにかくキズを目立たせないよう慎重に作業しました。
結果は(スクリーンとフレームの境界/エッジの部分がややボンヤリしたことを除けば)ほぼ満足な仕上がりになりました。私が知る実際のフレームレススクリーンはガラスではなくポリカーボネート製ですが、ポリカはガラスよりキズが付きやすいでしょうし丁度いいんじゃない(笑・・・なんて思ってます。
サイドステー
スクリーンを固定する左右のステーはキットのパーツを使いますが、モールドがゆるいパーツなので、面を出してエッジを立たせるよう修正作業を行いましたが、接着面が僅かなこのパーツをうまくボディに接着しながら同時にスクリーンを固定できるのか?・・・実はこのキットを作る前にパーツやインストを見た時からの悩みでした。
そして昨日の夕方、家の近所を散歩している途中でふと、「もしかして金属線を使えばしっかり固定できるかも?」という考えがアタマに浮かんだのです。
そして今日、画像は、ステーのネジのモールドを削って平らにしていた箇所に、径0.5mmの穴を開け洋白線を差し込んだ際のものです。(上の2つは修正前のシャープさが足りないパーツです。)
今度はボディ側への穴開けです。
塗装したボディに穴を開けるのはあまりいい気分ではありませんが、ステーのパーツをボディの接着位置に当て、マスキングテープで固定した状態で、慎重に0.6mm径の穴を開けました。
そして画像は塗装の前に仮り組みした際のものです。
これで組み付けも容易になり、さらに、ちょっと触れただけでスクリーンがポロリ、なんてことは起きないと思います。
なお、スクリーンは少し濁っているうえ上部に少し歪みが見えますが、私にはさらに研磨するエネルギーはありません(笑。
しかし、これでついに今回のキット製作で絶対にやりたかった2つの加工をやり遂げることができそうです(もう1つはリアのラゲッジスペース製作)。よしっ! 次回こそは最終回にします。
(2025年11月4日)
完成まで
小さなパーツ類の取り付け
最後まで残っていた幾つかのパーツを取り付けていきます。まずはフェンダー上の小さなウインカー、キットは本体とレンズが一体にモールドされていますが実車はどうなっているか? Web上の情報は非常に少ないのですが、わかったのはレンズが白濁したクリアだということでした。

(左は実車、中央左はキットのまま、となりは穴を彫って塗装した状態、右はUVレジン硬化後 )
最初はクリアなランナーを削ってレンズを作ろうと思っていましたが、いざリューターに取り付けてやってみると、回転数を最小にしても摩擦でプラが溶けてしまい諦めました。次に、ウインカーのランプ部分にドリルで浅い穴を彫りUVレジンに白の着色剤を僅かに入れて硬化させてみました。
とても小さなパーツでフェンダーに接着するのに苦労しましたが、今回、接着の直前までランナーから切り離さずに修正加工〜塗装した唯一のパーツでした。
続いてヘッドライトやリアエンドのナンバー用プレートを接着、最後にフレームレスのスクリーンとミラーを取り付け、ついに完成しました!

(ヘッドライトが点灯しているように見えますが、前方真正面からLEDライトを当てたらこんな感じに写りました。 )

(60年以上前のクルマですが、ノーズカウルを外すとますますクラシックカーみたいです・・・)
この後プチ・ギャラリーページを設けますが、そこで完成した感想などを書いてみます。
(2025年11月10日)
